natto先日、大型の電気店で買い物をしていたら、突発的にお腹が痛くなりスクランブルでトイレに駆け込んだ。いわば“一人エマージェンシー”状態である。ラッキーなことに一つしかない個室は空席だったでそのまま入室した。
便器の中に流れていない紙が残っていたが、一度流して残っている紙がしっかり流れることを確認する時間的猶予および精神的余裕もなく、アントニオ猪木の名言ではないが、迷わず排泄した。ここまではいわゆる「NO OTHER CHOICE」という奴で他に選択の余地もなく間違ってはいなかった。

問題はここからである。
流して個室を出ようとすると、ドアをノックして「まだですか?」と質問をする声が聞こえた。少々焦り気味に流すとほぼ同時にドアを開けた。すると便座の中に収めたはずの排泄物が徐々に上に上がってきて、あふれる5秒前状態となってしまったが、今の阪神タイガースの勢いをどの球団も止められないように、最悪な状況に陥った。
(犬井ヒロシ風に)「違うんです、私が排泄する前にもうすでに詰まっており・・・」などと見え透いた言い訳をするのか、それとも素直に「すべて私の責任です」と謝罪するのかは・・・自由だぁ~という緊迫した状況に陥った。

こんなことで叱られるのは不本意だったが、そのおっさんは想定外の発言をした。
「私も限界なので、このままでいいので使ってもいいですか?」
その男性もいわば私の3分前と同じ“一人エマージェンシー”状態だった・・・
かなり複雑な心境だったが「いいですよ」と意味のわからない言葉を残して、Bダッシュの速攻でその店を出た。

トイレに詰まる紙や掃除機に詰まるペットボトルのキャップだけではなく、犬や猫の尿道に詰まる結石は厄介だが、血管の中で血の塊が詰まる“血栓”はもっと厄介である。
猫で有名な血栓症(thrombosis)、つまりT-1グランプリの優勝候補ははやり「肥大型心筋症」という病気である。
難しい話は抜きにして、この病気では血栓が出来やすくなり、困ったことになるケースが多い。そこで困ったことにならぬよう血栓が出来ないように血栓形成を予防できたら猫は喜ぶに違いない・・・

そこで巨人の坂本選手と同じくらい個人的に期待している抗血栓形成力のある選手が納豆である。両者の共通点は追い込まれた時の“粘り強さ”かもしれない・・・

次回、そんな納豆の“粘り”に秘められたパワーを検証予定
jhh